東日本大震災が発生したあの日から3年が経ちました。
それぞれのあの日を思い起こしていることと思いますが、
3年経った今はどのようなお気持ちでいらっしゃいますでしょうか?
・・・・・
私は、あの日は中国にいました。
工場から事務所へ戻る途中、取引先の中国の方が何やら叫んでいました。
「日本が大変なことになっている!」
その声を聞いて急いでインターネットを開くと、
「宮城震度7」 そんな見出しが目の前に飛んで来ました。
いても経ってもいられず家族に電話するも繋がらず、
ようやく繋がった母への電話。
その時は、まだ津波のことを知らなかったので、
まず連絡がとれて無事だということに安心して電話を切りました。
それから、安否情報を必死に調べていると、
宮城県名取市の津波の映像が流れていました。
「南三陸町は大丈夫だろうか・・・」
最悪の事態が頭によぎりましたが、
日本へ帰れない中でできることは、
情報を拾ってまとめて発信することでした。
情報を知れば知るほど悲惨な状況・・・
ふるさとのみんなが苦しんでいるのに、
大変な状況なのに、
自分は何もできない・・・
その時の悔しさと胸の痛み、
そして、何かしなければという想い。
それが、ふるさとに戻り、
活動している原動力になっています。
・・・・・
風化、風化とよく言うけれど、
私が個人的に最も風化してほしくないことは、
あの日から、 それぞれの心で感じた想いです。
日々の生活の中で思い起こすことは少ないかもしれませんが、
3月11日という日に、
その大切な何かを思い出していただければと、
南三陸から願っております。
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